開発ブログ
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ぼくらが旅に出る理由

2013年7月6日

はじめまして、ホビージャパンの一戸です。
先日の発表会では「総合プロデューサー」として紹介されましたが、はて……なにをプロデュースしているんだろうか? と思うこともしばしば。主な仕事はイベントの企画・実行のほうでして、本日から始まる体験会にはけっこうな頻度で出没すると思いますので、今後ともよろしくお願いします。

さて、繰り返しになりますが、本日からいよいよラストクロニクルの体験会が始まります。最初は北海道と東海、そして翌週は北関東と中国、四国と、少し前の発表会でも話した通り、本当に行かないところはない! といった感じで全国をまわります。現時点ではまだ7月のスケジュールしか発表されていませんが、じきに8月以降のスケジュールも順次発表していきますので、少々お待ちください。

また、店舗様に行くスタッフも、実際に現場でラストクロニクルに携わっているホビージャパンゲーム開発課のメンバーが行くことになっています。実のところ、想定していた以上に体験会のオファーがあり、後述するようにスケジュール的にはかなり苦しいことになっていますが、そうまでしてでもなぜ私たちが自らの足で全国各地をまわるのかを伝えておきましょう。

まず地域を東名阪や主要都市だけにしなかった点についてですが、私たちは約2年半におけるファイナルファンタジーTCGの運営で、地域ごとにおけるショップの運営方法や営業方法の違い、ユーザーの傾向、TCGに対する考え方などが本当に千差万別なことを学びました。電車やバスに乗って移動する際に、本当にこの先にTCGショップがあるのかな? というようなところにも実際に足を運びましたが、そこには都内などとはまったく違うコミュニティが存在し、大きな熱量を持ってTCGに接してくれているユーザー様がいることを実際に会って知ることができました。

こういったことを開発スタッフが経験することで得られることは本当に大きく、商品に対するフィードバックはもちろん、さまざまな地域のさまざまな店舗様、ユーザー様の声を直接聞くことの重要性に気づくことができました。なので、ラストクロニクルの企画が立ち上がったときから、この体験会のプログラムについては一番最初から全国すべての都道府県をまわるつもりでやることは心に決めていました。

実際にこの旅で得られる経験がどれほど貴重なものかをうまく説明することは難しいのですが、それは今後のラストクロニクル全体のプロジェクトでユーザー様のみならず、店舗様にも表現していけたらと考えています。

しかしながら、全国各地を万遍なくまわると決めた結果、どうしても地域で偏りが生じてしまい、また、我々が想定していた以上に体験会のお申込みが多かったこともあって、南関東(埼玉、東京、神奈川、千葉)の地域では、7~8月にあったお申込みのうち約4割をお断りしなければならない事態になってしまいました。せっかくお申込みいただいたにも関わらず、本当に申し訳ありませんでした。

全国をすべてまわるといってもこのようなことでは本末転倒になってしまうので、9~10月の体験会の際は、南関東のみなならず体験会の希望の多い地域にもしっかり対応できる形にしていきたいと考えています。

それでは体験会でお会いしましょう!

ラストクロニクル総合プロデューサー
一戸 健史