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イェルズとゲルトワースの姿ついて
Twitterでのご質問について、設定担当の滝より説明させていただきます。
Q:レ・ムゥに召喚された彼は武勲を立てた後とのことですが、若い頃に会ったはずのゲルトワースはどこに行ったのでしょうか。現在の騎龍は前足がなく、頭部の特徴も異なっているので気になります。
また、イェルズの体に描かれている紋様の色が変わっているところや、装飾がゲルトワースの特徴に似ている装具についても回答願います。
A:
異世界から英雄を呼び出す『クロノグリフ召喚術』についてですが、
この術は、「本人をそのまま呼び出している」わけではなく、「クロノグリフの記述から、英雄的存在のコピーを召喚する」技術です。
この時、世界が異なる事による精霊力の性質の違いや、召喚者の魔力、技術、資質などの影響によって、差異や変化が生まれることがあるのです。
例えば、我々の世界では優れた戦略家ではあっても、ただの人間のはずの《ハンニバル・バルカ》が風と雷の魔法を使える姿で召喚されたり、陽光編Ⅱの《魔軍麗将 ベルスネ》が、《傭兵女帝 ベルスネ》のような攻撃的な呪雷の使い手でなく、相手の手札を破壊する能力を持っていたり、といったこともその一環です。
同様に、アトランティカ世界ではいわば現地の英雄であった《竜騎士 イェルズ》が、クロノグリフ召喚を通じてレ・ムゥ世界に現れたことにより、異なる能力、姿を持つことになったということであり、同様に彼の愛騎であるゲルトワースも、オリジナルとは異なった姿形で現れているのです。
また、もう一つ。
クロノグリフに記されている歴史は一つでなく、複数の可能性世界のそれをも含んでいることから、我々がよく知る歴史とは、やや異なった歴史を持つ世界から英雄が召喚されることもあります。ベテランプレイヤーの方なら思い出深いかもしれませんが、英雄《関羽》が女性の姿で現れたことがあったりしましたね。
以上のように、クロノグリフ召喚術は無限の可能性世界へアクセスする術です。
今後、アトランティカやレムリアナ、レ・ムゥ世界では黒の勢力であった英雄が白の勢力の召喚英雄として現れたり、その逆、といったことが起こりうるかもしれません。
ぜひ、今後も「ラストクロニクル」にご期待ください。