INFINITY CUP 2nd イベントレポート

2023.06.29

2023年06月18日、大阪の「OMMビル」にて「INFINITY CUP 2nd」が開催されました。1stが東京での開催だったため、大阪で初の「INFINITY CUP」開催となりました。
当日は25名のプレイヤーにご参加いただきました。大会のもようを写真とともに振り返ってまいります。

予選ラウンド[構築戦]

1~3回戦は構築戦で行われました。大会前の評価では「アリオン」デッキが非常に強力で、これをどう倒すのかに注目が集まりました。
予想通り「アリオン」デッキは1番人気でしたが、ほかにも3-047《雷力師団長 ニコレアナ》を使った紫のデッキや黒単ぎみのデッキなど「アリオン」を倒しにきたデッキも見られました。
3回戦を全勝したのは全員「アリオン」デッキとなり、事前評価通りの活躍を見せました。1ターン目に3-002CR《聖王子 アルシフォン》をプレイしてそのまま勝利している場面も見られ、その爆発力を遺憾なく発揮していました。
予選ラウンド全25名のデッキ分布は以下の通りです。

アリオン9
雷力6
黒コントロール3
蒼眞勢2
その他5

予選ラウンド[ドラフト戦]

4~6回戦は「ラストクロニクル インフィニティ(第1弾)」を使用したドラフト戦で行われました。大会では決められた時間内でのピックが求められますが、それ以外のルールは通常と変わりません。発売から時間のたった第1弾環境ということもあり、皆さん慣れた手つきでピックされていました。

すべての予選が終了した結果8位に勝ち点が同じプレイヤーが2名みえたため、TCG「ラストクロニクル」からの伝統であるCA勝負にてどちらが準決勝へ進めるかを決めます。5枚以上引き分けが続く熱戦となりましたが無事決着し、これにて準決勝に進出する8名のプレイヤーが決定しました。

準決勝[「宴」ドラフト戦]

準決勝は8人をランダムに2つのテーブルに振り分け、「ラストクロニクル インフィニティ 宴」の4人ドラフトで行われました。予選と違い、ここからはシングルエリミネーションになるため、それぞれのテーブルを勝ち抜いた方2名が決勝戦に進めます。

カテゴリを集めると栞のクロノフォームを使える「宴」ドラフトですが、カテゴリ内の強いカードだけ取ったり、別のカテゴリを送り込んで成立の妨害を狙うなどプレイヤーのテクニックが光っていました。ドラフトの結果、栞にできたプレイヤーは1人だけでした。

準決勝を勝ち上がった宇宙刑事さんは、カテゴリのカードは使わず単体で強力なカードを多く入れたデッキとなりました。一方、きなこさんは3-055《雷力の戦導者 メイザー》以外の雷力師/雷力術のカードをピックできたデッキとなりました。カテゴリを使う/使わないの両方のアプローチのデッキが勝ち上がったのが「宴」ドラフトの環境を象徴しています。

決勝[「宴」2人ドラフト戦]

決勝は「ラストクロニクル インフィニティ 宴」を使用しての2人ドラフトで行われました。提示された4枚の中からお互いにピックしあうルールのため、どのカテゴリを狙っているかが相手にばれてしまう難しさがあります。きなこさんは準決勝同様に雷力師/雷力術を集めつつ、カテゴリに縛られずに単体で強力であればピックしていきます。宇宙刑事さんは途中で3-090《蒼眞の剣華 ミスルギ》をピックできたため蒼眞勢に絞ったピックをしていくなど、ここでもピックの方針は分かれました。

試合はきなこさんが先攻1ターン目に3-055《雷力の戦導者 メイザー》で7点ダメージを与えるところからスタートします。
3-070《魔戦技の異端姫 シェネ》3-067《悪運の鍵魔女 エルゼリット》と返した宇宙刑事さんに対し、3-051《雷雨の呼び手 アイスラ》も加えて雷力師が攻めます。3-055《雷力の戦導者 メイザー》は相打ちに取り、3-023《栄光の剣奴姫 ユベル》も追加して何とか盤面の有利を取りたいところですが、ここに3-062《いかづちの連弾》3-051《雷雨の呼び手 アイスラ》のダメージ効果が刺さり、3-023《栄光の剣奴姫 ユベル》が除去されてしまいます。マリガンで3-066《雷縛の魔法陣》を戻した位置と盤面がうまくかみ合った結果でした。
一気に苦しくなってしまった宇宙刑事さんは再びユニットを並べますが、通常プレイと再唱で3-064《雷力の飛矢》を連続で2回プレイ!4体のユニットを失ったことで勝敗が決し、きなこさんが勝利。「INFINITY CUP 2nd」のチャンピオンとなりました。おめでとうございます!

大会終了後、会場では今秋発売予定の「第4弾」の内容が告知されたほか、12月には「INFINITY CUP 3rd」の開催を予定していることが発表されました。
第4弾について、藤田プロデューサーから告知された内容は以下の通りです。より具体的な情報は今後のイベント「無限祭2023夏」などでお届けしていきますので、続報をお待ちください。

・浅原晃氏(前作『ラストクロニクル』では公式ガイドブックの執筆などを担当)が新たなゲームデザイナーとなる
・クロノグリフに代わる、自身の分身(アバター)のようなカードが新登場
・「時代が発展する」システムが再登場

また新たな体験、イベントを提供していきたいと考えておりますので、これからも「ラストクロニクル インフィニティ」をどうぞよろしくお願いいたします。