プロデューサーレターVol.6 構築戦におけるカードの使用制限およびカードへのエラッタ発行について

2023.05.11

こんにちは、「ラストクロニクル インフィニティ」プロデューサーの藤田です。

6月18日に大阪で開催されます『INFINITY CUP 2nd』といった今後のイベントに向けて、「構築戦」におけるカードの使用制限、ならびにカードのエラッタ(テキストの変更)の発行についてお知らせいたします。

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■禁止カード
1-033 《癒しの光》
1-072 《勇志の継承》
1-140 《闇の全知者 ヴァイヤ》
1-180 《霊薬士 マキナ》
1-186 《マジュラ沖の知恵者》
1-194 《蒼空の聖知》
2-008 《天卵の管理官 セヤデ》【追加】

以上の7枚は、構築戦ではデッキに1枚も入れることができません。
ドラフト戦など、構築戦以外の遊び方では変わらず使用できます。
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■エラッタ(テキストの変更)
3-092  《海凪の皇女 ナナツキ》

<修正前>
【常時】あなたのアリオンを持つユニットが3体以上戦場にいるならば、このユニット以外のあなたのアリオンを持つすべてのユニットは対戦相手のスペルとアビリティに選ばれない。

<修正後>
【常時】あなたのアリオンを持つユニットが3体以上戦場にいるならば、《海凪の皇女 ナナツキ》以外の​あなたのアリオンを持つすべてのユニットは対戦相手のスペルとアビリティに選ばれない。
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※画像はエラッタ適用前のものです

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施行日:2023年6月18日(『INIFINITY CUP 2nd』より適用)
対象:株式会社ホビージャパンの主催する公式イベント
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追加されたカードの制限、エラッタの理由について

2-008 《天卵の管理官 セヤデ》
現在の構築戦においてはアリオンデッキが頭一つ抜けて強力であり、このデッキタイプを少し弱める必要があります。
アリオンデッキを支えるのはいわゆる横並び戦術で、それをサポートしているのが《天卵の管理官 セヤデ》です。0コストのクイック持ちで(しかも、必要ならばCAヤードにあるカテゴリ:アリオンのカードを捨て札に置いてから)アリオンのユニット2体を戦場に出すことができるので、安定して戦線を横に広げることが可能であり、アリオンデッキの実質的なキーカードの1つとなっています。
また、いわゆる「無限発展」系のデッキでも採用されており、そちらへの対応も含めて、《天卵の管理官 セヤデ》を禁止カードにするのが妥当であると判断いたしました。

3-092 《海凪の皇女 ナナツキ》
現状のテキストでは、構築戦で《海凪の皇女 ナナツキ》が2体並ぶと「対戦相手のスペルとアビリティに選ばれない」効果が相互に作用するため、事実上、全体除去以外でのアリオンへの対処が困難となります。
このことは開発チームも認識しておりましたが、ユーザーの皆様のデッキ構築の練度が高まるにつれてアリオンデッキの安定性が想定を上回り、《海凪の皇女 ナナツキ》が2体戦場に並ぶ確率が許容できる範囲を超えていると判断しました。そのうえで、《海凪の皇女 ナナツキ》はアリオンデッキの重要なパーツであり、2体並んだ場合にお互いを守れてしまう挙動以外は(強力ではありますが)問題ないため、今回はエラッタで対応することにいたします。
なお、今回のエラッタは大きくテキストを変更する内容ではないため、今後も定期的に周知していくなどの対応をとったうえで現時点での交換対応は実施せず、将来的なリプリントの際に記述を改めるという形にいたします。

カードの使用制限に関するポリシー

カードの使用制限は、あくまで公式イベントのルールとして制定のうえ、皆さまの普段の遊び方へ「推奨」させていただくものです。また、それ以外にも一定のポリシーを設けて運用しております。
詳しくはこちらをご覧ください。

今回のお知らせは以上となります。今後とも「ラストクロニクル インフィニティ」をよろしくお願いいたします。