命魂の戦導姫　イオータ

「レムリアナに迫る危機が、木の葉を震わせるささやくような声によって告げられたとき……緋色森の戦士たる一人の少女が、新しき力に目覚めた。」～歴史家ロディチ、「聖秘話　朱導の章」より～

聖貪の祭壇

「果たして、眠りとは貪るものか、貪られるものか？　難しい問題だな。」～とある神官の疑問～

時速めの秘術

「ああ、別に急ぐ必要はないさ。時間のほうが急いでくれる。」～時空魔術の達人～

黒墳墓の夢破り

光碧の力の副産物は、奇跡じみた器用さの墓暴きと盗みの達人たちだった。

赤弾の騎馬射手

アズルファ辺境の騎馬射手の矢は、魂を薪にして燃え盛る。

魂砕きの豪打者　オガ・ハル

そのひと振りは、暴力ではなく祈りに近い。戦士の魂に聖打を加え、戦いの神のもとに打ち込み、送り届けるのだから。

白金果の収穫人

それは、神に捧げられた貴重な果物だ……特に乾いた喉には、白金貨ほどの価値が十分にある！

理性の戦導姫　ロゼル

「かくして少女たちは、王たちが命ずるまま、未熟なままに世界を導く。声が消えるとともに、手中に現れた不思議な青い光玉……その真の意味すら、まだ知らぬままに。」～歴史家ロディチ、「聖秘話　青導の章」より～

忘れ河の幽霊船　幻月号

忘れ河に銀の月明かりが落ちる夜、それはおぼろげな姿でやってくる。それに乗って帰ってくる者もあれば、旅立つ者もいるのだという。

号令を待つ翼竜

崑崙山の近くに住まう小竜の中には、強者に従い、小さな利益を得るべく進化したものも存在する。