知恵者の古木

真の知恵とは、しかるべきときが来れば、自然に湧き上がりあふれるものじゃ。熟した実がいつのまにか、大地に落ちるようにな。

賭身の修復士

この神殿は、わしの息子のようなもんさ。そして、父親は息子を命がけで守るもんだ。

覇力の見習い剣士

未熟ではあっても、ときに勇気ある一撃が勝利を導くこともある。

スチームバンディット

黒宮の宝物番は、突然城内に湧き出した霧が、実際は蒸気であることにようやく気づいた。だがそのときには、すべてが遅かった。

プラズマティックウォール

「このグランドールじゃ、壁はたいてい何かを守るためのもんだ……ところがゼフィロンのロジカどものそれときたら、まるでそうじゃないんだからな！」～ある聖騎士の愚痴～

第一界の地魂王　ガイラ

その日、理法の者どもは無礼にも、精霊神たちの秘密を白日のもとに晒した。神威を貶められた怒りとともに、ガイラはある者を地上に遣わした……巨人族の英雄王であったかつての己自身を、自らの化身として。

貂蝉

美は、英雄の破滅に用いられるならば、ときとして刃や毒酒に勝る。

魂捧げの宮司

犠牲についての哀しみの逸話を持つエン・ハは、人身御供の習慣を決して好まない。だが、偉大なる水の精霊神を崇めるあまり、自らそれを行なおうとする者は常に現れた。

神理の反転

「新しき時代は、新しき理が支配します。これは確定事項なのですよ。」～ロジカの理法官～

雷皇の大粛清

かつて、聖地ウルスハの守護を任せられたガルカ王は、いつしか戦士としての誇りを忘れ堕落した。ある日、彼の天幕に精霊神の怒りが降り注ぎ、彼とその近衛兵たちを一瞬の間に焼き尽くしたと伝えられる。