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- 黒陽の魔帝国 メレドゥス
あら……メレドゥスと、このわたくしの力になってくださいますの……?
嬉しいわ、さあ、こちらへ……きっと素敵な夜になりますわ。
レ・ムゥの五勢力の中でも、異彩を放つのが黒の魔帝国メレドゥスである。先代皇帝が死去した後、しばらく混乱の最中にあったが、現在は先代皇帝の庶子であるゴルディオーザが力を伸ばしており、急速に支配体制を固めつつある。土壌は闇の魔力を有し、魔族や黒竜、死霊や妖魔が跋扈する風土は、まさに魔帝国の名がふさわしい。
ゴルディオーザの軍備増強路線もあり、今や不穏な気配が国中に立ち込めている。
黒陽は、メレドゥスの象徴でもある不吉な色をたたえた小太陽だ。
この小太陽が空に昇るとき、その軍勢は闇の加護を得て、士気は最大にまで高まる。信仰心を持たないメレドゥスの魔学者たちは、その不規則な動きや性質などから、この小太陽は通常の太陽のように空に浮かぶ天体などではなく、何か別個の存在ではないかと考えている節もあるようだ。
~黒覇帝の号令~
CV.八木侑紀
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《夢殺の葬送人 メニズマ》
ゴルディオーザ直属の暗殺部隊を率いる魔族の女将軍。メレドゥスの大英雄であり、その力はベリス・ベレナに勝るとも劣らない。素性には謎めいた点が多く、かつては人間であったという噂もあるが、真相は不明。触れた者の力を取り込む能力を持っており、特に力ある男性の精気を吸うことを何より好む。多彩な使い魔を使役し、眷属の中には、異界の異形の存在の姿すらあるという。
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《血縛の傀儡将 バルダー》
メレドゥスの将軍の一人で、大きな闇の魔力を持った吸血鬼。メレドゥスには先代皇帝の時代から仕えているが、近年、後継者となった黒覇帝ゴルディオーザに急速に接近している。性格は冷酷非情であり、勝利のためには狡猾な手も平然と使い、吸血により魅了した下僕たちを捨て石にすることも厭わない。以前、ヴェガのミレイカの恋人を殺害しており、彼女とは浅からぬ因縁のある関係。