紫電の刺客　アズラール

「敵陣の一角がもう崩れたわ。そなたの働き、まるで生きた稲妻よ！」「とんでもない。稲妻は、己の仕事の値踏みはいたしませぬゆえ……さてこの敵将の首、いかほどで？ 値によっては、追加で貴公の首を貰い受けまするが。」～アズラールの交渉術～

ヘラクレス

彼に与えられる試練の数は、この魂の世界ではふたつだけ少ない。すでに英雄としての死、そして復活という大きな偉業を成し遂げているからだ。

生きた大剣

「あははは、見ろよ！ あの古い剣を振り回してる新参、剣を使ってるって言うより、逆に剣に使われてるみたいだぜ！」「……どうやらその通りらしい。うちの面子に、退魔の術師はいたかな？」～宝探しの傭兵団の会話～

アースドラゴン

その生きた岩山は、覇力にひるまず剛力に屈せず、地に根を張ったように動かなかった。困った村人は、仕方なく地龍を峠からどかすのを諦め、村を峠のそばからどかした。……数日後、気まぐれな地龍は居座り飽きた峠を去った。

時空の聖視

この宇宙では、聞こえるものは聞こえないものに、考えられるものは考えられないものに……そして、見えるものは見えないものに、そっとつながっている。望めば、それに触れることさえできるだろう。

ヴェスの祈り手

「祈りの言葉などで、迫り来る敵を打ち倒せるのか、と？ ……可能です。真の信仰さえあれば、言葉すら悪を打つ拳となり槌となりますから。」～聖女教皇の御言葉～

アーサー

彼が偉業を成し遂げたとき、十二人の騎士たちが円卓に集う。その後の物語は語るまでもないだろう。約束された勝利とは、すでに幕を閉じられた物語と同じなのだから。

魂の帰還

エン・ハの教えでは、海はすべての魂にとって、いずれ還るべき故郷だという。

七星剣

その宝剣の使い手になるなら、よく心得ておくことだ――最後の星が勇者の心臓で輝くとき、それは一振りの剣ではなく、百本の大地の牙となる。

トポカ宮の氷結術士

あたしが凍りつかせるのは、ものじゃないよ。時そのものだ。