ダークブラスト

神殿が不可侵のものではないように、ザインの使徒たる亜神にも死という概念はある。軍勢を率いるということは、それらと同じ地平に降りてくるということなのだから。

雷火獣

「なんだか可愛らしく見えるって？ いっぺんでもその爪で切り裂かれたら、年中ビリビリきっぱなしさ！ それこそ寝言も言えないくらいにね！」～不眠症の飼育係～

月下のワーウルフ

ガイラントの険しい山道では、ときどき旅人が狼を食い殺すことがある。

神話の歌い手　サフォーナ

「歌えばガイラントの巨岩すら聴き入り、詩を詠めば奈落の邪神すらも涙した。まさに神に愛された才能、いや、実際に女神が彼女の元に降り立ち、その歌を聴いたことさえあったのだ。」～ある詩集の序文より～

死招きガニ

その鋏が呼ぶのは、荒廃だけだ。漁師たちによれば、海の藻屑となった兵士たちの亡魂が寄り集まって、その呪われた蟹が生まれるのだという。

クロノウォーマシーン

「なんと、今度のは自動武装改良用の魔導脳髄も搭載！ でも気をつけてくださいね、そいつが一歩進むごとに、逆にそいつを使う文明の歴史は、一歩ずつ後退していきますから。」～破滅好きの狂魔技官 ギジェイ～

ハンニバル・バルカ

気づくと、彼の愛した祖国、苦難をともにした兵士と戦象たちの姿は消えていた。だが、彼の知る地図にない国々、そして見たこともない戦いのありさまは、その鋼のような心に新鮮な闘志をかきたてた。

ガイランリザードマン

「あのトカゲ人の部落じゃあ、“ヘビのように狡猾だ”なんて言い回しはしねえ。代わりに“道具を使う猿のように狡猾だ”って言うんだよ。」～密林の案内人～

ブリュンヒルデ

「憎まれつつ去る魂があれば、惜しまれて呼び戻される魂もあります。あなたの魂は……さて、どちらでしょうね？」～審判門の天使～

幻惑術士　ハスティ

「せせらぎと幻のような時間が流れる中、そのヘルネブの姫は絹の薄幕の向こうで、そっと微笑むとこう言った……『夢を見ているのは、あなたでしょうか？　それとも世界のほうでしょうか？』」～百万のマルコ、「東方幻聞録」より～